看護師は、まだまだ女性が多い職業であるため、女性特有の問題が職業病となることも多いでしょう。
その中でも特に忙しい看護師を悩ませているのが、毎月付き合う生理対策です。
悩みを解消させるために多くの看護師がナプキンなどの生理用品を用いた生理対策を行っています。
しかし、仕事中に生理による経血がナプキンから溢れて制服ににじんでしまうといった悩みも多く、ナプキンやタンポンを重ねつけするといった生理対策では対応しきれない日もあるようです。
経血の問題はホルモンバランスの崩れが関係していることが多いため、生理用品だけでの対策では根本的な解決にはなりません。
看護師の仕事のように、激務でストレスもたまりやすく、勤務形態も不規則な場合、生活リズムが崩れることで、ホルモンバランスが乱れ、経血量が増えるということがあり得ます。
さらに、ホルモンバランスの乱れは、経血量の増加以外にも、生理不順やPMSといった体調不良を起こすことも少なくありません。
これらの生理対策としては、ピルの使用以外に、生活リズムを戻す原因療法が必要です。
しっかりとした睡眠とバランスのとれた食事をとり続けると、やがてホルモンバランスも整っていくでしょう。
しかし、勤務形態などによって生活リズムを整えることが難しい場合には、こまめな仮眠をとる他、休日はゆっくりと休むといった対策を行います。
その他にも、夜勤明けには日光を浴びて、昼夜の区別を体に教えることも有効です。